潜在意識は意識で思っていることをそのまま忠実に現実化する役割を担っています。
目の前の現実は自分ではどうすることもできないと思われがちですが、じつは意識を変えるだけでいとも簡単に状況が変わってしまいます。
意識を意図的に使えば、自分仕様の快適な毎日にすることも可能ということです。
今回は
- 潜在意識の特性を知る
- 暗示にかかりやすい潜在意識の話
- 潜在意識を自分に活かす方法
などをご紹介します。
望みの現実にするためにぜひ潜在意識を活用していきましょう。
潜在意識の特性とは?
潜在意識の特性は「思考を受けとった瞬間からすぐに現実化しようと動き出す」ことです。
わたし達はふだん意識でいろいろ思考し、あらゆる感情を抱きながら何気なく過ごしていますが、それらは全て寸分の見逃しもなく潜在意識に送られ蓄積されています。
潜在意識は送られてきた情報をもとに忠実に現実を創るので、いま自分の目の前にある現実はこれまでの自分の思考や感情を忠実に反映させている現実、ということになります。
潜在意識に理性はない
心には理性的に考えられる顕在意識と、理性的な思考はまったく通用しない潜在意識に分けられています。
潜在意識は善悪や正誤の判断ができません。
ふだんからネガティブなことばかり考えていると、現実は容赦なくネガティブな現象ばかりになっていきます。
また自分と他人を区別できません。
他人の悪口、不平不満、誹謗中傷・・・他人に言っているつもりでも潜在意識には全て蓄積され、そのネガティブな思考はすべて自分の身に起こるシステムになっています。
その他、物事を比較対象して考えたり、論理的に考えたり、問題を解決しようと努力することもありません。
意識で「ああするより、こうする方がいい?どうしよう??」と迷い続ければ、潜在意識はいつまでも迷わせる現実を創り続けます。
意識で決定したことに「だけど、こうした方がいいのでは?」などと意見することも一切ありません。
日ごろの思考言動に合わせ、その人を成功や幸福に導き、失敗や不幸にも導きます。
潜在意識はYESしか言わない
潜在意識には反論する力もありません。
意識から送られてくる情報を、ただただ「YES」と受け入れ、現実化に向けて動き出します。
「なんだか私って、いつもついてるのよねー」・・・「YES」
⇒潜在意識=(私が)常についている状況にします
「彼氏(彼女)に結局フラれちゃうんだよ」・・・「YES」
⇒潜在意識=(私が)フラれる状況になるようにします
「怒られるのはいつも自分で頭にきちゃう」・・・「YES」
⇒潜在意識=(私が)いつも怒られて頭にくる状況を創ります
いつでも潜在意識は「YES」と、私たちの思いや口癖に忠実な現実を用意してくれるのです。
潜在意識は暗示にかかりやすい
潜在意識は意識に忠実なので、意識を操作すれば変幻自在、暗示にもかかりやすいということになります。
催眠術や催眠療法、洗脳などは潜在意識を活用している現象です。
声のトーンや話術を駆使して対象者を変性意識状態にしたところで新たな思い込みをさせ、常識では考えられない現象を見せてくれます。
常識や思考の制限をシャットアウトし意識をうまく操作できれば、潜在意識はそれに従い、私たちにできることの可能性は果てしなく広がるというわけです。
潜在意識を自分に活かす方法
潜在意識の特性がわかったら、次は日ごろの過ごし方をチェックながら自分にも活かしていきましょう。
暗示を意図的に使う
暗示を意図的に自分に使うことを自己暗示=アファメーションと言います。
アファメーションは「言霊」という言葉のエネルギーも使って自分自身に肯定的な思い込みをさせることで、成功や幸福を手にするための手法の一つです。
少し前まではスピリチュアル独特のものとして取り上げられることが多かったのですが、今では『脳を正しくだますトレーニング』として様々な分野で活用されるようになっています。
ある小児病棟では、こどもに毎日「ボク(私)の元気な細胞が病気をやっつける」と言いながらイメージさせると回復が平均的に早まるとのことでアファメーションを取り入れていました。
ある難病の子の例では「先生、やっつけるバイ菌がいなくなっちゃった」と言った後の検査で、病原体がなくなっていたこともあるそうです。
スポーツ界でも、望む結果を叶った体で毎日いうことはトレーニングの一環になっています。
また何十年も破られなかった新記録が出ると、不思議なものでそのご続々とその記録を更新する選手が短いスパンで現れ始めます。
「あ?!できるんだ…」とこれまでの思い込みが外れ、抵抗なく新しい常識を上書きできた途端、状況は変わっていくものなのです。
それと類似する例では、進学率の低い高校からある年難関大学に進学した生徒が一人出たことをきっかけに、その後続々と進学する生徒が増えたという学校の話もあります。
諸々たくさん、アファメーションを唱えたり潜在意識を変える試みはもはや一般的なものになっています。
意識が変わったら、現実が変わることは間違いないのです。
他者からの暗示は取捨選択が大事
暗示にかかりやすいことで一つ注意することは、他者の暗示にもかかりやすい、ということです。
良い暗示ならばそのままでも良いのですが、私たちは悪い暗示の方にかかりやすい傾向にあります。
自分にマイナスなことを言われる方が傷つき心に残ってしまうことが多々あるからです。
でも他人からみた自分と本当の自分は必ずしも一致するわけではありません。
他人の基準で判断されることも、独断と偏見で言われたことに傷つくことも鵜呑みにすることもナンセンスです。
他人の暗示に力を与えるのも無効にするのも自分次第、悪い影響の暗示にはなるべく早く気づき手放す必要があります。
他人の意見は参考程度に、自分で納得すれば直せばいいし違うと思えば従う必要はありません。
アファメーションで起きた実体験
私自身のアファメーションで起きた変化といえば・・・
かの有名な斉藤一人さんの1日1000回「ついてる」アファメーションを私も1年ほど続け、確かについてることが増え人生好転しています。
「月収30万以上になりました」というアファメーションを唱えるようになってからは当時の収入額が少しずつ増え始め、希望は達成できたので設定を変えながら今でも続けています。
低いセルフイメージやコンプレックスから脱したかった時によく言っていた「わたしはスゴイ」では、恥ずかしいシチュエーションや不快な出来事が減り人から褒められることが増えました。
人に対してイラッとしたときも呪文のように「ありがとう」を言っていると、怒りよりもそれをきっかけに色々考えさせられ気づかされたことへの感謝の気持ちが湧いてくるので不思議です。
アファメーションも自分仕様に、口にすると何かと変化が起こるのが面白いので事あるごとに活用しています。
まとめ
意識を意図的に使い潜在意識を変えることができれば、わたし達は現実を好きなように創り変えることができます。
極シンプルに言えば、わたし達は良い思考や自分好みの情報を潜在意識にただ送ればいいだけなのです。
何気ない愚痴やネガティブ発言はけっこう影響力の大きいものだと再認識し、普段使いの思考や言動を改めて見直し気をつけたいものですね。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
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