願望をかかげてから叶うまでには、多かれ少なかれ時間がかかります。
その間「やっぱり無理かも」「こっちの方が良かったかな?」「やめよう」と自分を疑い出し、願望を変更してみたり諦めたりと、紆余曲折し始めます。
今回は
- タイムラグのスピリチュアルな意味
- 願望実現までのタイムラグについて
- 願いが叶うまでの過ごし方や注意点
などをご紹介します。
願望実現までの時間を苦痛なく穏やかに楽しめるよう、ぜひ参考にしてみて下さいね。
タイムラグのスピリチュアル的な意味
魂や宇宙存在のいる非物質世界ではタイムラグという概念はありません。
時間も存在しないからです。
わたし達のいる地球は物質世界なので、何かにつけ時間を要します。
成長過程でも、移動でも、成果を得るにも…目的を果たすまでの時間を、つまりはタイムラグと言っています。
もともと魂の存在であるわたし達はタイムラグのない世界から地球に来ており、あえて時間の経過の不自由さをリアルに体験したくて生まれてきているとも言えます。
想像する喜ばしい結果を、自分なりにどう形にしていくか?
自分を内観しエゴを手放し行動を変えたりと、試行錯誤や努力をくり返しながら得られる成功体験は喜びもひとしおですよね。
その感動を味わいたくて、わたし達は個々の願望を持ちより地球に来ています。
自分自身と向き合いながら、望む結果を得るまでをじっくり吟味し体験し尽くせる期間のことを、スピリチュアル的なタイムラグと理解するといいでしょう。
願望実現の7ステップ
願望実現までには決まった流れがあります。
まずはそのメカニズム(バシャール編)をご紹介しますね。
ステップ①:ビジョン
まずは、私たちが望むイメージ、アイデア、夢など「これを叶えたい」という絵を具体的に思い描きます。
ステップ②:欲望
望むものを具現化するには、強いエネルギーと強い感情が伴う必要があります。
そのために、欲望(=ワクワクすること)は必須です。
ステップ③:信念
次に「自分がその望みをかなえることは可能だ」という信念が必要になります。
自分を信じることができなければ、どんなに強い欲望があろうとも叶えることはできません。
ステップ④:受容
望みが叶うということは、必ずしもポジティブなことばかりではありません。
事業が成功すれば重責を担うことになり、有名になるほどプライベートの時間は減るなど、ポジティブとネガティブは必ずセットになっています。
「受容」では、その望みを叶えるすべてのこと(ポジティブな面とネガティブな面を含めて)を完全に受け入れられるか?が問われます。
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①~④までは、具現化までの心構え(準備段階)となります。
ステップ⑤:意図
意図とは、望みに向けて自分の意志をぐぐーーーっとフォーカスすることです。
覚悟を決める、といった感覚でしょうか。
願望にエネルギーを集中させることで、それに必要なインスピレーションや情報などが集まってきます。
欲しがっていても「意図」していないと望みは叶いません。
ステップ⑥:行動
自分の中に湧いたインスピレーションや直感に従い、実際に行動を起こしていきます。
すでに望みが叶ったかのように、理想の自分として振舞うこともコツの一つです。
ステップ⑦:委ねる
「人事を尽くして天命を待つ」的な段階です。
ステップ⑥までできたら、あとはその願望自体を忘れてしまいます。
「いつ叶うだろうか」といった余計な想いは疑念の波動になり、かえって願望実現の邪魔になります。
望みへの強烈な想いと具現化への期待を完全に手放すことでバランスが整い、これが上手く作用すると、最もラクにベストなタイミングで望みを手にすることができます。
願望実現までのタイムラグについて
願望をかかげて叶うまでのタイムラグはケースバイケース、まったく検討がつきません。
自分に対して又、願望に何の抵抗もない状態であれば、どんな願いも比較的短期間にスルスルと叶えられます。
望みの結果が、その人にとってベストタイミングで受け取れることになっています。
逆に、願望実現ステップのどこかでつまづいている場合は、タイムラグが長引いたり実現できない場合もあります。
望む結果に着実に近づいているにもかかわらず、タイムラグの期間を待てずに「やっぱり自分には無理だったんだ」と諦め、願望をキャンセルしてしまうケースも多いようです。
タイムラグをいかに信頼して過ごせるかが、願望実現できるか否かの重要ポイントになります。
タイムラグが短くなるコツと過ごし方
タイムラグをできるだけ短くするには、望む結果を「待たない」ようにします。
最初から執着を手放しておく、ということですね。
「まだかな?」「本当に叶うかな?」など疑いや不安の低くて重い周波数を放っていると、望む結果は受け取れません。
願望実現が叶う瞬間は誰もが「やったー!」という最高に高くて軽い周波数を放ちます。
普段からそのときと同じような周波数帯でいることで、同じように嬉しい楽しい幸せな状況を引き寄せやすくなるのです。
願望をかかげたら委ねて忘れ、あとは自分の周波数を高い状態に保つよう過ごすことが、願望実現までのタイムラグを短縮するコツといえます。
陥りやすい間違いと注意点
願いをかかげて待つ間は、ネガティブな現象が起こりやすいことも覚えておくといいでしょう。
事故、ケガ、物が壊れる、喧嘩、出費、心が傷つく…などが起きると、その望み自体がいけないことだったと勘違いをして、願望をキャンセルしてしまう人も少なくありません。
ネガティブな状況が起きた場合「今は進むべき時ではない」のか「成長のための必要な現象なのか」は、自分を内観することで判断できます。
一見悪いことのように見えてもポジティブ視点でとらえることが大切です。
タイムラグ色々…願望実現できた実例集
願望実現って、小さいことも含めると実は誰もが毎日のようにやってのけています。
「あ~ビール飲みたい」と思って買って帰り、家でくつろぎながら最高の気分でビールを味わうことも、実は立派な願望実現です。
え?って思いますよね。
そう考えると、日常はもう数え切れないほどの願望実現だらけ!?ということになるんです。
わたしも最初は拍子抜けしましたが、そうやって願望実現の感度をあげていくと、プチ奇跡体験も増えて楽しいですよ。
これまでに起きた印象的な5つをご紹介しますね。
意外なルートで望みのジュースを手に入れた
数年前、娘が唐突に「お母さーん、ぶどうジュースが飲みたくなっちゃった」と言いました。
娘も一緒に引き寄せ実験をしていた頃なので、「じゃ、すんごい美味しいぶどうジュースを飲んでるとこ想像しておこうか」となりました。
外出ついでに買ってこようと思っていたのですが…
それから数分後、近所のおばちゃんがやって来て「これ、封開けちゃったんだけどさ…飲みきれないのよ…飲んでくれる?」と、ぶどうジュースを差し出すじゃありませんか?!
しかも果汁100%の高級そうな瓶タイプで、買ったとしてもウチではチョイスしないような代物でした。
「スゴイ!?」と、娘と顔を見合わせ驚き喜んだ一件でした。
パートナーも仕事も理想通り
わたしの娘が社会人になり、そろそろ自立を考えていた頃のことです。
娘はリモートワークを熱望、一人暮らしはちょっと怖いと感じていました。
引き寄せを普段使いしている彼女にとっても少し難題だったのですが…仕事のことで直感的に相談した相手と意気投合、3ヶ月後にはあっさり家を出てそのまま同棲し始めました。
ちょうどその頃世間ではコロナ騒動一色でリモートワークの求人が激増し、半年後にはこの願いも叶えてしましました。
TVで観た憧れの人と同じ職場になった
わたしの息子は凝り性な一面があり、TVで特集されていたある人物に心惹かれ録画したそのビデオを何十回も繰り返してよく観ていました。
息子が社会人になって6年ほど過ぎたとき、望みの職業に転職することができたのですが、更には、かつて何十回も録画で観ていた憧れの人物が偶然同じ会社にいたと大喜びしていました。
「こんなに凄い人と一緒に仕事をできるなんて」と感動している息子の話を聞きながら、その方と出会えるまでに6年という成長期が必要だったんだな、と思った一件でした。
観客だったイベントで突然抜擢された
わたしは一時期、大好きなアーティストのイベント動画にハマり、何度も観ては「この盛り上げ方、リズム感、一体感、最っっっ高ー!!!」とよく思っていました。
1ヶ月ほど経ちそのアーティスト主催のイベントに行ったとき、その日は「観客からもステージに立ってもらい会場を盛り上げてもらおう」みたいなコーナーがありまして…
まさか自分には関係ないと思っていたのがステージに上がるはめになり、大好きなアーティストと音楽とリズムにあおられ、私は夢のような数分間の主人公気分を味わえたのでした。
ふり返ってみると、私は動画を観ながら最高の気分を自分のことのように感じ尽くし、くり返しシミュレーションしていたようです。
無意識でしたがそれは=願望を投げていたことになっていた、と後で気がつきました。
こんな風にリアル体験することになろうとは、思ってもみませんでした。
12年目でやっと子宝に恵まれた夫婦
お隣さんはおしどり夫婦で、お子さんを切望されていました。
出会って10年近くずっと夫婦仲睦まじいご様子だったので、ディンクス主義かと勝手に思っていたのですが、実際は真逆でした。
医療機関にもかかってみたり民間療法を試してみたりと、お子さんを授かるためにかなりの努力をされていたようです。
我が家の長男が生まれ次の女の子の出産も終えたあと、「もういいわ…子どもはあきらめた…」という話を耳にして間もなく、第一子を身ごもったことを知りました。
そして第一子を出産された後すぐにまた第二子を身ごもり、あきらめた途端あっという間に二児の母となり喜ばれていました。
あの苦しみの10年間は何だったのか…?ご本人達も不思議がっていましたが、これが執着なのかな?と個人的には思っています。
まとめ
願望実現までの流れや、タイムラグの話はいかがでしたか?
「望みはできるだけ早く叶えたい」と誰もが思いますが、達成までの時間があるからこそ私達は成長でき、感動も大きいようです。
実際には、じれったくて焦って不安になりがちなタイムラグですが、魂的にはそれを体験できることも喜びのようです。
願望実現は深刻になりすぎず過程を楽しむことが、最も早く望みを叶えるポイントかもしれませんね。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
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