「あの人はスゴいなぁ…それに比べて私は…」と、人と比べて落ち込む経験なんて誰にでもあると思います。
自己肯定感が高い人は、そこから「私にだって!!」と奮起できるか、あるいは「あの人は素晴らしい!でも私にはこれがある!」とすぐに切り替えられるか、そもそも他人と自分を比べることはしません。
自己肯定感の低い人は「自分はダメだ」「できっこない」「どうせムリ…」と自分で自分をおとしめてしまう傾向にあります。
物心ついた頃から自分をダメだと思い込んでいた私は、この無意味な比較をずいぶん長いこと続け…50歳近くまで…かれこれ40数年間は自己肯定感の低い状態で過ごしてきました。
10代20代の頃は最悪でしたよ、劣等感の塊みたいだったので。
- あの人と比べて勉強ができない
- かわいくない
- 足が太い
- 仕事できない…
あれも足りない、これも劣ってるって…切りがないっつーの。。ダメな部分ばかりを探しては自分責めがヒドイものでした。
でも、そんな私でも中年真っ只中の今になって自分が好きになり毎日がとても楽しくなってます。
結論自己肯定感は何歳からでも上げられます
人生を左右してしまう自己肯定感っていったい何?
その正体と実際に克服した私の体験談をご紹介していきますね。
自己肯定感を上げるのは大人からでも手遅れじゃない
幼い子供たちを見ていると、どの子も全力で遊んで、全力で食べて、全力で泣いて…なんでも全力で行動するところがパワフルですよね!
自分と他人を区別することもなく、初めて会った子たちともスーーーッとすぐに打ちとけて、気が合えば一緒に遊ぶし、合わなければあっさり違う所に行っちゃう。
正々堂々と何の気負いもなく自分の心に正直に過ごしている様子が、ホントに気持ち良いものです。
みんながみんな自然体でゴキゲンで、たとえ衝突しても何の後くされもなく平和で楽しい世界観
✨✨素晴らしいですよね✨✨
大人より大人じゃん…(^_^;)って時に思います。
これって自己肯定感がバリバリに高い状態なんですよね。
本来私たちってこれが自然の状態だったはずなのに…いったい何時から自己肯定感を下げ始めるのでしょうか…?
自己肯定感が下がる原因
自己肯定感が下がる理由は諸説ありますが、だいたいこんな事があげられます。
- 不安な環境→萎縮した性格になる
- 注意されすぎる→自分を押さえ込むようになる
- 無視される→否定されている意識になる
- 過保護・過干渉→自分には出来ないと判断するようになる
- 暴力を受ける→強烈なショックで心の壁を作ってしまう
- 他人と比較される→優劣の意識を植え付けられる
調べてみると、幼少期に自己肯定感を下げてしまっている人はけっこう多いようですよ。
なるほど…自分の幼少期と自分の子育てを振り返ってみても…
- 汚れる遊びで叱られる
- 「危ないからやめなさい」がやたら多い
- 幼稚園などの集団行動に馴染めないことがダメとされる
- 子ども同士の喧嘩に親がいちいち「やめなさい」だの「貸してあげなさい」だのと口を出す
- 「早くしなさい」が口癖
- 親の好みを押しつける
など他たくさん、、、
反省も含め、幼い頃からいらない抑圧をずいぶんかけられているものだと確かに思います。
学校にいくようになったら今度は数字で比較の嵐です。
日本では大抵「得意なことはいいから苦手な方を克服しなさい」とダメな方を指摘して頑張らせて、どれも平均的にできるようにする教育が主流です。
(余談ですが、これって会社で扱いやすい人間をつくるための教育みたいですよ!?)
比較比較、頑張れ頑張れ!!
そんな繰り返しの中でその波に乗れない子は、どんどん自己肯定感を下げてしまいます。
夢を語って「そんな現実離れしたこと言ってるんじゃない!」なんて叱られた折には心折れますよね。。。
挫折や事故、病気、事件、大人になってからも会社内外での競争、圧力などケースは様々あるでしょう。
もう…そこらじゅうに自己肯定感を下げる種はたくさん散らばっているので、いつの間にか自己肯定感が下がっているのもまったく不思議ではありません。
自己肯定感を上げるには
自己肯定感を上げたい!と思った時点でそれは既に快復に向かっている兆しです。
気づいたときが直しどき!あとは上っていくだけです。
自己肯定感って自分で自分をどう思えるか?ってだけの話なので、あまり深刻にならない方がいいですね。
自己肯定感が低いことで辛い経験をしていたとしても、それは自分には必要なことだったと大切に思って手放すことをオススメします。
その経験があったからこそ人に優しくできるかもしれないし、その経験がバネになって飛躍できるかもしれません。
そういう話も山ほどあるし。
素の自分をどれだけ許せるか?好きになれるか?に着手するだけ。
難しく考えず、いらない思考のそぎ落とし作業をすることで快復していきます。
何らかの影響で自分を萎縮させ押さえ込んで自信をなくして…本来の自分ではない自分に嫌悪感がある状態が自己肯定感が低いということなので、その逆をしていけばいいんです。
自分を緩ませて解放させていくと、なんだか心地よく元気(自信)になっていくんです。
本来のありのままの自分を取り戻していくことで自己肯定感は自然に上がっていきますよ。
年齢はまったく関係ありません。
自己肯定感が実際に上がった効果的なたった一つの方法とは
自己肯定感が上がるための肝の肝!! それは
自分を心地良くさせるということです。
簡単すぎて拍子抜けかもしれませんが、スピ的に言えば基本はこれだけです。
自分を心地よくさせていると心の声が聞けるようになってくるので、あとはそのナビに従って行動するだけ。
「疲れたな」と思えば休めばいいし「何かしたい」と思えば行動してみればいい、自分の心に正直に動き出すと変化が起きていきます。
気をつけたいのは、心地良くさせている気になってスマホやテレビをだらだら観ていると、それはちょっと違うので、自分との対話を意識して過ごして下さいね。
心地良くなるためのアクションは以下も当てはまります。
- 安心する
- ホッとする
- 好きなことをする
- リラックスする
- 無になる
これはスピ界のカリスマakikoさんに教えて頂きました。
同じくカリスマの並木良和さん風に言えば
- コ…心地よい
- ヒ…惹かれる
- シ…しっくりくる(すっきりする)
- タ…楽しい
- フ…腑に落ちる
- ワ…わくわくする
- ヨ…喜びを感じる
このような意識で過ごすことが重要だということです。
これ体感するとよくわかるのですが、自分を緩ませるのは本当ーーーに重要です。
その後の自分が柔軟且つ力強く変わっていけるからです。
どんな知識を詰め込むよりも確実に自分軸が整い始める心地良く過ごす習慣は自己肯定感を上げる最も大切なことと覚えておきましょう。
実際に起きた私の変化
私の場合、こんな変化がありました。
- 毎日イライラ→イライラが減った
- 無気力→いろんなことに意欲がわく
- 出不精→アクティブに
- ネガティブ→ポジティブに
- 閉鎖的→開放的
- 劣等感→自信回復
- 自分嫌い→自分好き
- 出会い良好
- 収入アップ
- 思いがけない生きがいを手に入れる
具体的にはこうです。
心地よくさせることの重要性を知った私は、すぐにできることは何か考え始めました。
思いついたのは歌ってみること、それが始まりでした。
音楽好きだったのであえて家事をしながら鼻歌なんかを口ずさむようにしてみたんです。
半信半疑だったのですが…なんだか心が潤ったんですよね。
色あせた毎日がパッと華やいだような…これ感覚のことなので表現が難しいですが、魂が喜んだことは確かでした。
手応えを感じたわたしは、少しずつ興味あるワクワク時間を増やしていきました。
なんだか楽しく意欲的になり、それまでの出不精から自然と行動がアクティブに変わっていきました。
心が元気になると、過去の辛い記憶も自虐的な口癖も、自分に無意識にかけていた制限も激減し、この頃、自分にあったネガティブ要素もゴッソリ無くすことができました。
むちゃくちゃ気持ちが開放的で軽い!?
日常的に気分がよくなると不思議と自分のことも他人のことも好きになり、あんなに苦手だった人づきあいも苦ではなくなっていきました。
自己肯定感の上昇とともに仕事にも人との出会いにも恵まれるようになるのも興味深いです。
「自分を心地よくさせること」侮るなかれです。
数珠つなぎのように、アレもコレも好転していくんです。
数年前にキッチンで始めた小さなアクションが、その後の思考や生き方まで大きく変える展開になるとは思ってもみませんでした。
まとめ
自己肯定感って、ただ闇雲に成功体験を積むとか欲しいものを手に入れることで上がるものではありません。
無い物ねだりや比較競争の意識で欲しがるものは際限なく現れ続け決して心を満たすものではないからです。
まずはあなたの心地良いことをしてみて下さいね。
そして本心がつぶやき出すのを待ちます。
何か出てきたらその想いに寄り添って可能な限り叶えるその繰り返しです。
自己肯定感ダダ下がりの萎縮してしまった心は、つぶやきに丁寧に対処することで満たされていきます。
心地良いと嬉しいんです。
自分をいたわり心の対話をし始めると、途中ネガティブな感情が出てくることもあります。
でも過去の記憶や現在進行形の悩みに対しても寛容になれたり解釈が変わったりするので、それもまた自己肯定感の上昇に作用しますよ。
自己肯定感を上げるのに決まったセオリーなんてありません。
心の声をしっかり聞き対応するのが一番近道。
あなた独自の回復方法が必ずあります。
自分に優しく、心地良くして、心から喜ぶことを沢山してみて下さい。
自己肯定感上がること間違いなしです!
最後まで読んで下さりありがとうございました!
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