人間関係のお悩みって、いつでもどこでも付きものですよね。
自分が強い立場でも弱い立場でも、他人を見てはイライラもやもや・・・なんて人は多いのではないでしょうか。
でもワンネス思考になると、他人に対する不平不満は不思議となくなってしまいます。
今回は
- 『私はあなたあなたは私』の考え方
- ワンネスの話
- 他人とのつき合い方が改善できた私の体験談とそのコツ
などをご紹介します。
人付き合いが難しいと感じている人は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
『私はあなたあなたは私』の考え方
私たちは目の前の人に対して、男女を問わず「好きか嫌い」の感情が湧くものです。
実はそれ、他人を通して自分の好きな所と嫌いな所を見ているにすぎません。
『他人は自分の映し出し』という言葉を聞いたことはないでしょうか。
例えば「面倒見が良くて優しくて…大好きだな~」と思う人がいるとします。
そんな時は、自分にもある”面倒見がよくて優しい面”をその人を通して見ていることになります。
逆に「細かいことをチクチク攻めるように言う所が大嫌い」と思うとします。
そんな時は、自分にもある自分の嫌な面をその人を通して気づかされている、ということになっているのです。
人は、自分にない要素は他人を見ても気づくことはできません。
上記で言うなら、他人への気遣いがまったくない人であれば、”面倒見のよい優しい行為”などに気づくことさえできません。
相手を攻める思考がない人であれば、そのような状況に遭遇しても気にならないか、たとえ気づいたとしても嫌悪感などの感情に偏ることはなく、ただ状況を観察するのみになります。
私たちが感情を揺さぶられて反応することは、すべて自分の中にある要因しかありません。
私たちは結局、他人を通して自分自身を見ているに過ぎないのです。
スピリチュアル的ワンネスの話
ワンネスとはスピリチュアル的な概念であり、宇宙全体が一つの統一されたエネルギーの場であるという考え方です。
ワンネスの概念によれば私たちすべてが相互に関連し繋がっていて、一見別々の存在や物体として感じるものも、その根本では同じ源から派生しているとされています。
こんな例があります。
宇宙が人間の身体だとしたら…私たち人間やあらゆる物質は、身体の細胞にあたります。
微細な細胞が何十兆個も寄せ集まり、連携しあって一つの身体を形成するように、私たちの存在やあらゆる物質すべてが相互に関連しながら宇宙全体が成り立っているというイメージです。
同じ源から派生したすべての存在は、その個性的な役割を通して宇宙を支え又生かされています。
すべてで一つ、それがワンネスという考え方になります。
『私はあなたあなたは私』を実践した私の体験談
私はもともとの性格が内向的なうえ、育った家庭はのびのびと自分を出せる環境ではなかったので、気がついたら他人との壁を作りやすい大人になっていきました。
若い頃は、苦手な人が多かったですね~
人づきあいが面倒で、できることなら籠もって生きたかったのですが…まぁそんなわけにもいかず人間関係の苦手意識を「なんとかせねば…」と思うようになりました。
そんな時も、私にとってはスピリチュアル的な考え方が大いに役立ってくれました。
近所のおせっかいオバさんが、会う度に私にダメ出ししてくるのが「苦手だわ~」と思っていたら…自分もしょっちゅう子どもにダメ出ししまくっていたことに気づきました。
自分の子どものダメな所を探すのはやめて、良い所を褒めるようにしてみたら…そのオバさんも「お宅の庭は綺麗よね~」とか「いつもありがとね」などの褒め言葉が増えました。
ウケました。。。
どうも折り合いの悪かった職場仲間のよそよそしい態度が「気に入らない…」と思っていたのは、実は自分から相手にしていた態度だったと気づきました。
謝罪の気持ちも込めて自分から接し方を改めたら、2週間程たった頃から相手の態度に変化が起こり始め、メル友になり、わたしの退職時には手厚いおもてなしを企画してくれたのでした。
感謝です。。。
自分のやることなすこと全てに自信がなく、存在価値などまるで無かった私ですが…ワンネスを知ってから、自分はそのままでも何らかの役に立っていると心底思えるようになりました。
同時にすべての人が貴重な存在だと思えるようになったので、自分の価値観で他人を比較したり、自分の尺度でジャッジするなどという失礼な行為もことごとく無くなりました。
すべての人が素晴らしい個性を携えて生まれてきて、すべての人が平等に自分の人生と対峙しながら精一杯生きていること知ってからは、いかなる人も批判対象ではなくなりました。
ほんの一例をご紹介しましたが、そんな気づきがあってからというもの、自分と他人の境界線は薄れていき、対人恐怖に近かった意識も自然とほぐれていった感じです。
その後会った友人知人にも「なんか雰囲気変わったね」「話しやすくなった」と言われ、わたしの人間関係問題は収束を迎えたのでした。
苦手な相手との関係を改善するコツ
私はあなた…だの、ワンネスの話を聞かされたところで、嫌いな人と自分が一つ!?なんて思いたくもないですよね。
自分にも心当たりがありますし、それは当然の反応だと思います。
そんな時には「そんな考え方もあるんだな~」程度に聞き流して下さいね。
無理強いは禁物なので、進展させたい気になったら以下のことをやってみて下さい。
苦手な相手の嫌なところを書き出し、捨てる
苦手な相手のどんな所が嫌なのかを書き出してみます。
書き出したものを見ることで嫌いな点がハッキリし、自分との共通点も見つけやすくなります。
見つけ出したら、次はそれを捨てる作業に移ります。
- 書き出した紙を燃やす
- 手放したいことを手に握り「もう必要ないよね」とパッと手を離し捨てるイメージをする
- パソコンに書き、デリートキーでパッと消す(又はイメージする)
やり方は色々あるので、上記の他にも調べたり自分で考えるなど一番スッキリする方法を見つけてみて下さい。
書き出した時点で、自分の気持ちや相手への感じ方など何かしらの変化が起こるはずです。
モヤモヤした気持ちが残るようなら、何度も繰り返し行うのも良いでしょう。
イメージ力を使う
イメージ力を活用することも変化を早める手段のひとつです。
対象者と自分を光で包み、感謝の言葉をかけ融合するイメージをします。
潜在意識に落とし込みやすい寝る前に行うのがよく、うまく潜在意識にインプットされれば数日で変化は起こります。
自分の感覚の変化に気づくと確実に対象者との関係性も変わるのが、本当に面白いですよ。
まとめ
ここまで読んで下さったあなたは、もうお気づきでしょうか?
対人関係について触れてきましたが、ここでも肝は自分自身の気づきと変化のみです。
自分のことを棚に上げて相手だけをを変えようと思ったところで、それは所詮ムリな話。
他人を責めたり悪く言うことは、百害あって一利なしです。
そんな感情が湧いたら、まずは自分自身を観察することから始めてみて下さいね。
とはいえ…
我が家は夫婦揃って『他人は自分の映し出し』のことを知っているので、突発的に訪れる夫婦間のイラッとした感情も相手を責められず、逆にもどかしいですw(^_^;)。。。
人間関係でネガティブな感情がわいたら、自分を改善するチャンスと捉えたいものですね。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
コメント